最近はどこにいっても出来上がった料理があるので、料理をする手間なんてのはほとんど要らない時代になってきました・・・

しかもレトルトのような感じではなくて、出来立てで美味しいですし。
友人に趣味を徹底的にやる男がいて、ちょっと前から蕎麦打ちをやってます。
最近は出汁まで自作で、素材も超こだわってて、こだわり具合にビックリするんですが。
もちろん10割蕎麦で、趣味でやってますから味なんかは毎回違ってくるし、切り方とかも微妙に違ってたりしますが、むちゃくちゃ美味しいんですよ(笑)
毎回出来たら届けてくれるんですが、それも出来るだけ打ち立てを維持できるような方法を考えて持って来てくれるんです。
こういう蕎麦を食べてると痛感するのですが、蕎麦を受け取った瞬間から食事が始まってるな、と感じます。
本人から直接受け取りますが「今回はちょっとダメやった」とか「今日は良く打てた」とかそういう一言を交わして、それから出来上がった麺を見る。
その後茹でるのに触り、茹で、水で絞めて盛り付けして食べる。
そして最後に容器を返して感想を本人に言う。
ここまでが食事だな~、と。
コンビニを否定してるわけでもなんでもないのですが、食事というのは「ただ食べる」だけではもったいない、と本当に思うんです。
そして、こういうやり取りを含めた食事、というのはやっていて本当に「豊かだ」と感じます。
1月22日にやる講座でも、こういった話が出来たらな、と思います。
糠床というのもまさに、糠床を作ったその時から糠漬けという食事が始まってますので。
糠床が家にあるだけで、食卓が豊かになる、かも(笑)
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